調律で腕があがった!?

学生を卒業して直ぐの頃、

いまもお世話になる調律師、西尾さんが話して下さったことがあります。

『ピアノは弾き手が弾きやすいように、調律、調整、整音するもの』と。

知った時は目から鱗でした。

それまでは、弾き手は楽器に合わせて技術を駆使して弾くものだと思っていました。


コンサートホールだったり、出かけた先に設置されたピアノを(借りて)弾くわけなので、ある意味正しいのですが、

日々練習する自分のピアノは思いどおりに良く反応するように作るべきなんだそうです。
練習ピアノでイメージを音にする訓練を積む。結果的に弾く技術が伸びるのです。

毎回の調律後は必ず試弾を勧められます。

「弾きにくそうですね」

と言われた時はドキッとしましたが、

「ちょっとお時間下さい」
と弾き手のタッチを考慮した調整を試みて下さるのです。

そうして仕上がったピアノを弾かせてもらうと、まるで自分の腕があがったようにさえ思うのです。

今回も調律師という職人さんに魔法をかけてもらいました。

西尾さん、いつもありがとうございます。